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音響面からみた DIC☆21  (第5回記念誌 4ページより) [わくわく口笛コンサート]

「音響面から見た DIC☆21」    緒方 隆人  

初めてDIC☆21に行ったのは、2008年7月の事だったと思います。

口笛サークル「ウィッスルエコーズ」の山鳥さんに誘われ「ミュージシャン・ライブフェス」と言うコンサートに口笛の演奏で参加した時のことでした。

 その会場は、比較的小ぶりで、舞台は客席からホンの10センチほど高くなっているだけで、その距離も近く舞台と言うよりはそこだけ客席の無い空間を作ってみましたという感じでした。私とともにミュージシャン・ライブフェスに出演した平沢さんは当初からすいぶん この会場が気に入ったみたいで、この会場を何かに使えないかあれこれ考えておられたと思います。(これがきっかけで 「わくわく口笛コンサート」が誕生しました)

 私は自分でコンサートを企画するようなタイプではないのでこの時点でDIC☆21の魅力にさほど興味がありませんでした。

 私が興味を抱いたのは、平沢さんから「わくわく口笛コンサート」の音響をやってほしいと言われた時でした。普通の会場では専門の音響スタッフがいて、リハーサルから本番まですべてお任せで行けるのですが、このDIC☆21は会場費が安い代わりに音響や照明の事まで自分たちでそうさしなければいけません。

 DIC☆21の音響設備を自分で操作できる!!私はDIC☆21について 急速に興味を持ち始めていました。知り合いの合唱団が毎週DIC☆21で練習しているという事で、その練習中や練習が終わった後にDIC☆21の音響システムの構成を一つずつ調べさせてもらいました。

 口笛は他の楽器と比較して音が小さい性質があります。そのためマイクから拾った音を他の楽器より大きく増幅して出力しなければならず、これはハウリングと言う現象を引き起こしやすくなります。私が一番気にしていたのはこの点でした。

 DIC☆21は壁に埋め込み式のスピーカーがありその位置は客席から向かって真正面の壁面に設置されています。これは壁面スピーカーとマイクの位置が迎え合せになっていて一番ハウリングの起きやすい環境であるといえます。私は実際にDIC☆21でマイクをセットし、小さい口笛の音が十分スピーカーから出力される環境でテストしてみました。結果は意外にハウリングの起きにくい環境であることがわかりました。

 もちろん極端なセッティングをすればハウリングは起こりますが、当初心配していたほどではありませんでした。なぜハウリングが起きにくいか・・・・・

 現在もはっきりした結論は出ていません。が一つ言えることはDIC☆21のスピーカーは、真正面だけでなく客席の右上と左上、そして後ろにも設置されている点です。

ホール全体から音が出るようになっているので部隊のスピーカーだけのセッティングと比べて無理なく音が出力できるためハウリングが起きにくいのだろうと思います。

 このように音響面から見てもDIC☆21は口笛によるコンサート向けの施設であると言え、このような施設が近くにあることにとても幸せに感じます。

今回の「第5回♪わくわく口笛コンサート」では前回までのコンサートでは無かったモニタスピーカーを設置しようと思っています(たぶん、きっと・・・)

 ますます音響面を充実させたいと思いますので「第5回わくわく口笛コンサート」お楽しみに・・・・・

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沢山の方が音響をしてくれました。 



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わくわく口笛コンサートの演奏はこちらで聴けます。

http://www.youtube.com/watch?v=3O-qPoQT23Q&lr=1

第7回 わくわく口笛コンサートの演奏

http://www.youtube.com/user/kuchibuewakuwaku/videos?view=0

口笛吹きたちで作る楽しい口笛のコンサート!!

 

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口笛吹きたちで作る楽しい口笛のコンサート!!

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